【自転車 メンテナンス プロが教える 後輪の外し方 戻し方】パンクの修理、タイヤ、リムの交換もこれで完璧!

動画要点 - POINT -

次の2点の正しい手順を解説しています。

  • リアホイールの取り外し方
  • リアホイールの取り付け方

ロードバイクのリアホイールを外す、前輪に比べて難しそうですよね。
ギアもついているしチェーンもかかっている。
でも 走行中にパンクして修理したい 輪行したい
こういった場合リアホイールを外せると便利ですよね。

難しそうに見えるリアホイールの脱着も、正しい手順で行えば意外と簡単です。
今回はロードバイクのリアホイールの外し方・取り付け方について解説します。

リアホイールの外し方

まずリアホイールの外し方ですが、
次の5STEPで外します。

  • ギアをトップまであげる
  • リアブレーキのクイックリリースレバーを開放(キャリパーブレーキの場合)
  • リアホイールのクイックリリースレバーを緩める
  • サドルを持ち上げる
  • リアディレーラーを真後ろに立てながら引き上げる

順にみていきます。

1.ギアをトップまであげる

トップギアまでの変速のさせかたですが、まずギアレバー(右側)を必要な回数操作し(カチカチレバーを押し込みます)、リアホイールを回転させられるようにフレームなどを持ち、少し後ろを上げます。
ペダルやクランクを回すと変速できます。

2.リアブレーキのクイックリリースレバーを開放(キャリパーブレーキの場合)

3.リアホイールのクイックリリースレバーを緩める

4.サドルを持ち上げる

この時点でリアホイールがフレームから外れる

5.リアディレーラーを真後ろに立てながら引き上げる

そうすることでリアホイールを完全に取り外すことができます。
最後の部分ですが上の画像だと分かりにくいかもしれませんので、該当部分の動画クリックもご覧ください。

ホイールを外した自転車をどう置くか

大体次の2タイプの置き方をします。

逆さまに置く

自転車を逆さまにすると安定しておけます。
パンクなどの場合は道端で作業をすることになると思うので、大体アスファルトの上での作業になったりします。
この置き方、簡単には倒れたりせず安定して置けて良いのですが、この際サドルやブラケットなどが傷つかないように静かにおくと良いです。
また、この状態でうっかり自転車を押したり引いたりたりしないようにしましょう。傷がつきます。

横向きに置く

注意事項は逆さまに置く場合と同じですが、この置き方で注意する必要があるのは必ずディレーラーを上にしておくことです。

リアホイールの取り付け方

次は取り付けです。

次の7STEPで取り付けていきます。

  • チェーンリングにチェーンがキチンとかかっていることを確認する
  • 片手でサドルを持ち車体の後ろをあげる
  • スプロケットをチェーンの間に入れる
  • プーリーをトップギアの位置に合わせつつ
  • 車体をゆっくり下ろしてゆく
  • リアホイールのクイックレバーをしめる
  • リアブレーキのクイックレバーをしめる

1.チェーンリングにチェーンがキチンとかかっていることを確認する

チェーンリングとはペダルのあたりある大きなギアのことです。

2.片手でサドルを持ち車体の後ろをあげる

3.スプロケットをチェーンの間に入れる

スプロケットとはリアホイールについているギアの部分です。
もう一方の手で外してあったリアホイールをスプロケットがチェーンの間に入るようにセットします。

4.リアディレーラーのプーリーをリアホイールのトップギアの位置に合わせつつ、チェーンをはめる

リアディレーラーにはギアが二つついていますがそれをプーリーといいます。
スプロケットに近い方のプーリーをリアホイールのトップギア(一番小さいギア)の位置に合わせ、トップギアにチェーンをはめます。

5.車体をゆっくり下ろしてゆく(自転車の重み以上の力は不要)

チェーンがトップギアにしっかりハマっていると、車体を支える手の力を緩めて車体の重みをかけたときにチェーンに重みが伝わり、リアディレーラーがそれにつられて動きます。
そうすると自然にリアホイールがフレームにハマりますが、リアディディレラーを手で軽く後方に押し広げながらはめると間違いが無いと思います。
ブレーキに引っかかっるとうまくハマらないので、ブレーキに当たらないようにないよう注意してください。
片手で自転車を支えるのでちょっと力がいるかもしれませんが、自転車・タイヤを地面に対して垂直にたもつと引っかかりにくいと思います。
4〜6の流れを動画で見るとこんな感じです。

該当部分の動画クリック

6リアホイールのクイックレバーをしめる

7リアブレーキのクイックレバーをしめる(キャリパーブレーキの場合)

ブレーキのクイックレバーを忘れずにしめてください。

リアホイールの取り外し方・取り付け方をマスターすると、もしもの際に非常に楽になると思います。

注意点

正しい手順で行えば意外と簡単!

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