美しきイタリアンフレーム兄弟

BIKE CHECK

BONETTI 「イタリアンフレーム」

サイクルパラダイスには定期的にクラシックロードフレームが入荷します。その中でもここ最近では特に目を引いたのがこの「BONETTI」です。どちらも未使用品ですが、仕上げや塗装など非常に丁寧な仕事が施されたフレームです。そしてなによりスタッガードタイプが渋い。そして色味が渋い。グリーンボディにゴールドラグというのは、かなり難易度の高いカラーバランスです。そしてこのラグがまた、ちょっとふっくらした質感で色合いによく似合っています。イタリアという国の底知れぬ職人気質とセンスが伺える、兄弟みたいなフレーム2本をご紹介。

BONETTI
BONETTI

どうでしょうか?深みのある色合いが伝わるといいのですが、かつて有名なビルダーさんに伺ったところ、イタリアの塗装は下地処理にすごく時間をかけるそうです。なるべく平らに均一にする事で、反射のいい塗装が出来上がるそうです。「見えないところに時間をかける」これはどこの世界でも同じ事でしょう。またこういったフレームを作る工房がイタリアにはたくさんあるそうです。さすがです。

BONETTI
BONETTI

色抜きですが、かなり彫りが深いです。結構ガサガサとした塗装になってしまう事がおおいのですが、とてもキレイに白色が入っています。イタリアンカラーはデカールですが、眩しいですね。なんだかこのへんは国旗として少し嫉妬してしまいます。組むのがもったいなくなりますね。

BONETTI
BONETTI

やはり個人的にこちらのスタッガードタイプの方が好きです。ラグはエッジがたっているほうがカッコイイと思っていましたが、なんだかテロンとしたこのデザインはかわいいですね。またロゴマークがかわいい。「B」の文字を模しているのだと思いますが、なかなかなデザインですね。

BONETTI
BONETTI

BB周りのラグも結構好きです。こういった狭いところの色をキレイに出すのも実は大変です。結構色が薄かったり、シワが出来ちゃったりします。モノとして、乗り物として、本物がここに存在します。ほとんど知名度のないブランドですが、沢山のフレームを見ているとその良さがわかるようになります。どうせ所有するなら、本物を所有したい。そんな時、どうしてもブランドに頼ってしまう自分ですが、一度くらいは自分の目を信じて、自分だけの価値観で高いものを買ってみたい。そう思わせるフレーム達でした。今は世田谷店に置いてありますよー。

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