こんにちは。ベリーグッドのkumeです。
サイクルパラダイスのスタッフはみんな【バラカン】で組む。そんな一言から始まったのがこの企画。
というわけで、CYPDスタッフご自慢の愛車を紹介&解説をして頂きました。
今回、ご登場していただいたのは真冬でも短パンでいたい派! サイパラ創業時からのメンバーのマツムラ氏です。
目次
Q1:BRIDGESONE GRAND-VELO
Q2:こだわりパーツ
Q3:試行錯誤のハンドル
Q4:固定ギアとの相性は?
Q5:通勤を意識したパーツ選び
Q6:カラーリングのこだわり
Q7:バッグの中身・携帯道具
Q8:総額費は?
BRIDGESONE GRAND-VELO
kume
Q:レトロなカラーリングといい、個性的なフレームですね。
マツムラ氏
これはグランベロって言うブリジストンの古ーい車体です。今でいうアンカーの古いものがグランベロになるんですかね。
ブリヂストンサイクルのグランヴェロは1975年から発売されており、当時としては最高級車にあたる。状態も良く、カラーリングがお洒落。
尚、通勤距離は22kmほどでおよそ1時間10分~15分とのこと。
マツムラ氏
一応NJSって言う競輪の規格のフレームなんですけど、パーツはそれを使わないってルールで組んでます。
kume
??? それはなぜ。
マツムラ氏
規格に囚われたくなくて・・・。だから遊びごころっていうかオリジナリティーを出したくてですかねぇ。
競輪規格のフレームだとNJS認定パーツで組まれているユーザーが多く、また古い車体ということもあって年代に合わせたパーツで組まれる方も多いという。つまり『シンプルな車体でパーツの工程も単調になりがちになる』だからもっと自由に組んでいきたい。さらにマツムラ氏は新品パーツも避けていると語った。
こだわりパーツ
kume
Q:新品パーツを避ける理由は?
マツムラ氏
新品のパーツ構成が多くなってくると現行の車体に近づいていってしまうので、他の人とカブりやすいからですね。あとは値段を抑えたいっていうのも理由のひとつ。いちおう新しいパーツやら古いパーツやらを混ぜて組んでます。
kume
なるほど。現行から離れる・・・。逆の発想がすごく勉強になりました。ほかにもまだまだこだわりがありそうですね。
マツムラ氏
あとは・・・いや、そんなこだわってない(笑)
試行錯誤のハンドル
kume
Q:ハンドルをよく交換していると聞いています。
マツムラ氏
そうですね。(笑)ただ、ハンドルの交換は変化がわかりやすい。ポジションも単純に変わるし別の乗り物になる。こういう車体でアップラインのポジションにして楽に乗ると、どうだろうとか。いろいろ乗りつつ試してます。
取り付けているのはアップライトのママチャリハンドル。
ドロップやフラットとは違った乗り味らしい。なるべく通勤は安全に走りたいとのこと。
車体に合ったカラーリングのグリップは拾い物。
いい感じのレトロ調ベルは、使い込んでいく内に自然と変色していったそう。元はメタリックな真鍮。それがくすんでこんな色に。
ヘッドパーツはスギノ75。ポジション高くするために、スレッドのヘッドパーツ上部のロックナットを変更してかさ増し。剛性もあがった
固定ギアとの相性は?
kume
Q:固定ギアとママチャリハンドルの相性はどうですか?
マツムラ氏
普通に乗れるって感じですかね~(笑) もっと面白くなるかと思ったら普通に速いし、楽チンだし、割といい感じになりました。体が起きるぶん視界も広くなって景色が良くなった。
通勤を意識したパーツ選び
kume
Q:通勤を視野に入れて選んでいるパーツはありますか?
マツムラ氏
タイヤぐらいですかね。フロントは割と軽めなタイヤ使ってるんですけど、後ろは丈夫なタイヤというかイスがこの位置なんで。フロントに比べてタイヤの減りが多いところもあるから物持ちがいいものを選んでます。
フロントタイヤ:チャレンジ(CHALLENGE)/ストラーダ
使用しているのはクリンチャータイヤ。チューブラータイヤのように柔らかい乗り心地とのこと。
フロント側にしっかりしたタイヤを付けると振動があるため、乗り心地重視的な感じに組んでいるとマツムラ氏は語ってくれた。
kume
Q:前後でリムが違いますが、リアは結構幅広ですよね?
マツムラ氏
マウンテンバイクの29er(ツーナイナー)用のリムです。これも単純に家に余っていた感じで。フロントは完組のロードのホイールなんですけどメーカーとかは全然わかんないです(笑)
リアタイヤは廉価版のロードバイクにも多いマキシスのドロミテ。ゴム圧が厚く、しっかりしている。
カラーリングのこだわり
kume
Q:ほんと色のバランスがいいですね。色に対するこだわりはありますか?
マツムラ氏
だいたいフレームの色に合わせることが多いですけど、色のものを入れる時はフレームが2色使ってれば、プラス1色だけっていう自分の中のルール決めがある。ここでいうと赤と青の2色使っているからプラス1色。厳密にいうとそんなに悪くないかなと。
kume
うーん、このパール系ブルーにエンジの組み合わせがどことなく英国風というか、ウエストハムを彷彿させるというか・・・。ヨーロッパの街並みを走っていても絵になりそうです。しかし色も良いとして、この車体の全体的なバランスが美しい。
バッグの中身・携帯道具
kume
Q:バッグの中身を紹介してください。
マツムラ氏
まずライトと携帯と・・・あとはガチャガチャで買ったねこフルーツちゃんtwo。ほんとはパンク修理キットが入ってるといいんでしょうね(笑)
たまたま見つけて買ったという、ネコのかぶりもの。うーん、マツムラ氏の意外な一面が見れました(笑)
kume
Q:ちなみにパンクをしたらどうするんですか?
マツムラ氏
前にパンクした時は、途中のコンビニでゴミ袋とテープを買って輪行しました。
kume
え? ゴミ袋で輪行したんですか!?
マツムラ氏
うん、大丈夫。ギリいける(笑)
総額費は?
kume
Q:いよいよ最後の質問です。ずばりトータルの金額は?
マツムラ氏
一般の方だと工賃とかを含んだ金額設定になってると思うんですが、僕は自分で組んでるので、実際は6万円代後半くらいかな。
kume
マツムラさん、ありがとうございました。
以上、マツムラ氏の愛車でした。
パーツ選びに対するこだわり。色に対するこだわりと。ご自身のセンスが顕現したようなバイクでしたね。
ご協力いただいたマツムラ氏、ありがとうございました。
そして最後までご覧いただきましてありがとうございます。
次回もお楽しみに。