相談内容

ご相談者様への回答

まずレネゲードは頑丈なクロモリフレームでダボ穴をいっぱい設けています。
たくさん荷物を積んでキャンプへ行ったりだとか、
岩がごろごろしてるような林道へ行ったりだとか、
ときには自転車を担いで歩いたりだとか、そういったアドベンチャーライドに適したバイクです。

しかし、ご相談内容には“グラベルはあまり走らない”との記載がありました。
キャンプツーリング”などの言及もありませんでした。
このことから現時点では、レネゲードを選ぶ理由がないように思いました。
（※買ってはダメだというわけではないです）

そもそも”シナプス”と”レネゲード”では、同じ方向を向いたバイクでも性格が違うので比較対象にはならないと思いました。
またレネゲードS4は、SORA組み、機械式ディスクブレーキで税込19.25万円ですが、どうしてもレネゲードがいいのであればS3以上をお薦めしたいです。

それから、
“タイヤが太ければアルミのSynapse 3でも良いのかもしれません” との記載がありました。
ですが、アルミは思っている以上に振動を拾いますので、腰痛のことを考えると やはりカーボンバイクが良いと思いました。
またシナプス３は9速のSORA組み、機械式ディスクブレーキで16万円です。
アルミフレームで機械式なら、いっそのことリムブレーキのほうが個人的には良いと思います。

次にエンデュランスロードについてですが、
シナプスを始め、エンデュランスロードのカテゴリーには様々なギミックがあります。
トレックのドマーネならIsoSpeed、スペシャライズドのルーベならFuture Shock、シナプスに関して言えばSmartSenseがあります。

ちなみに、
Synapuse Carbon 3Lは11速の105・油圧ディスクで32万円、現行の12速105のモデルで34万円です。
TREK Domane SL5 Gen4 では、カーボンモデルの下位グレードで、12速現行の105・油圧ディスクで42万円。
次にSPECIALIZED Roubaix SL8 Sport 105 、同じくカーボンモデルの下位グレードで、12速現行の105・油圧ディスクで38.5万円です。

トレック、スペシャライズドはいずれもシナプス３Lよりも高くなりますが、
【グラベル行かない】
【基本的にはアスファルトだけ】
【ロングライドに行っても100km以内】ということであれば、ドマーネやルーベのギミックは不要だと思いました。

ではシナプスのスマートセンスはどうかというと、
快適性をもたらすためにある前者のギミックとは違って、スマートセンスは安全面に特化した機構です。
ご相談内容を見たところ、もっともニーズに近いのはシナプスではないかと思いました。
（※スマートセンスの詳細についてはCANNONDALEの公式ページでご確認ください）

しかし検討されているシナプス・カーボン3Lには、肝心のリアレーダーが搭載されていません。（別売り）
またメンテナンスは苦手との記載もありました。
シナプス・カーボン3Lはフレーム内部にスマートセンスのためのケーブルが這っているので、もし仮に断線してしまったらご自身で対処できないことがあるかもしれません。夜間にライトが消えたりしたら大変です。

というわけで、
もっとシンプルに、余計なものもついていないバイクを希望の予算内で紹介すると、GIANT Defy Advanced 2、現行12速の105、税込33万円はいかがでしょうか。
先日まで乗っていたというSynapse Carbon Ultegra 2017に、もっともフィーリングが近いのではないか？という印象を持ちました。

もしフィーリングが近ければ腰痛の心配もなくなりますし、すぐに乗り慣れてくるともっと距離を伸ばせるかもしれないですね。
ジャイアントは取扱店も多いので、このバイクが様々な不安を解消してくれると思いました。

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